「夜の帰り道が不安…」
「小さな子どもがいるから、安心できる場所に住みたい」
そんな方にとって、“治安の良さ”は物件選びで絶対に外せないポイント。
本記事では、警視庁の犯罪データや住民の声をもとに、治安の良いエリアを厳選紹介!
ファミリーや女性の一人暮らしにもおすすめの街を、エリア別にご紹介します。
周辺環境・治安チェックのポイント|安心して暮らせるエリアかを見極めよう
賃貸物件を選ぶ際、家賃や間取りと並んで重要なのが「住むエリアの安心感」です。
どんなにおしゃれな部屋でも、治安や周辺環境が悪ければ落ち着いて暮らすことはできません。
ここでは、物件選びで後悔しないために、事前にチェックしておきたいポイントをまとめました。
犯罪発生件数が少ないか(特に空き巣・暴行・声かけなど)

自治体の警察署や行政サイトでは、地域別の犯罪発生件数が公開されています。
物件探しをする際は、希望エリアでの「空き巣・暴行・不審者情報」などが少ないかどうかを確認しておくと安心です。
特に一人暮らしの女性や学生の場合は、不審者による声かけやつきまとい事例が報告されていないかもチェックしておきましょう。
また、通報履歴の多いエリアは、トラブルが発生しやすい傾向もあるため要注意です。
駅周辺・夜道の明るさや人通り
駅近でも、少し路地を入ると急に暗くなるエリアもあります。
夜間の帰宅が多い人にとって、夜道の明るさや人通りの有無は非常に重要なチェックポイントです。
内見の際は可能であれば「夕方〜夜」の時間帯に訪問し、実際の街灯の明るさや人通りを確認しましょう。
また、コンビニや交番、バス通りが近くにあると、夜でも安心感が得られます。
地域の雰囲気や住民層(学生・高齢者・ファミリーなど)

物件周辺にどんな世帯が多く住んでいるかも、暮らしやすさに影響します。
学生が多いエリアなら賑やかさはあるものの夜間の騒音が気になる場合もありますし、ファミリー層が多い地域は比較的落ち着いた環境が期待できます。
住民層によって、地域の雰囲気(子育てしやすい、静かな住宅街、学生街のにぎやかさなど)も大きく変わるため、実際に歩いてみるのがおすすめです。
Googleマップの口コミや地域掲示板、内見時の雰囲気チェックもおすすめ

最近では、Googleマップのクチコミや地域ごとの掲示板(例:ママスタ、ジモティー、街BBSなど)で、実際の住人の声を知ることもできます。
「夜うるさい」「治安が悪いと感じる」「交番が近くて安心」など、リアルな口コミ情報は大きな判断材料になります。
また、内見のときには物件の中だけでなく、建物周辺の雰囲気やゴミ置き場の状態、共用部の清潔さなども合わせてチェックすると、地域の管理体制も見えてきます。
【東京都】安心して暮らせる治安◎エリア
第1位:文京区
- 特徴:教育熱心な家庭が多く、高級住宅街も点在
- 治安:23区内でも犯罪発生率が極めて低い
- 家賃目安:1K 約8.8万円〜、1LDK 約14万円〜
第2位:杉並区(特に西荻窪・久我山周辺)
- 特徴:ファミリー層が多く、落ち着いた街並み
- 治安:駅周辺も夜は静かでトラブルが少ない
- 家賃目安:1K 約7.5万円〜
第3位:世田谷区(成城学園前・用賀など)
- 特徴:高級住宅地・学校多し、穏やかな環境
- 治安:交通アクセスはやや不便でも、治安は抜群
- 家賃目安:1K 約7.8万円〜、1LDK 約13万円〜
【神奈川県】ファミリー&女性に人気の街
第1位:たまプラーザ(横浜市青葉区)
- 特徴:高級感のあるベッドタウン+教育環境も◎
- 治安:駅周辺のパトロールも多く、女性の一人暮らしに人気
- 家賃目安:1K 約7.2万円〜、1LDK 約11万円〜
第2位:センター北・南(都筑区)
- 特徴:大型商業施設がありながら静かで安心感
- 治安:ファミリー向け住宅地として人気
- 家賃目安:1K 約7.0万円〜
【千葉県・埼玉県】穴場の安全エリア
千葉県:流山おおたかの森
- 特徴:子育て世代に大人気の新興エリア
- 治安:街全体が新しく、街灯や公園の整備も充実
- 家賃目安:1K 約6.5万円〜
埼玉県:和光市
- 特徴:東京に近くアクセス良好、治安も穏やか
- 治安:駅前も落ち着いた雰囲気で、夜も安心
- 家賃目安:1K 約6.8万円〜
治安だけじゃない!暮らしやすさの総合バランスとは?
物件選びで「治安の良さ」を重視する人は多いですが、それだけで住みやすさが決まるわけではありません。
安全であることはもちろん大切ですが、日々の生活を考えると、他にも見逃せないポイントがたくさんあります。
「治安は良いけど、スーパーが遠い…」
安全な住宅街に住んでも、最寄りのスーパーまで徒歩15分以上、夜はお店がすぐ閉まってしまう…という環境では、毎日の買い物が不便になります。
特に一人暮らしや共働き世帯の場合は、
・帰りが遅くても買い物できるか
・24時間営業のコンビニが近くにあるか
・ドラッグストアや郵便局が近いか
といった生活インフラの充実も、暮らしやすさを左右する大切な要素です。
「静かだけど、通勤に1時間…」
静かな郊外の住宅地も魅力的ですが、毎日の通勤・通学時間が片道1時間以上かかるとなると、長期的には負担が大きくなります。
特に朝の満員電車や乗り換えが多い路線の場合、ストレスの蓄積につながることも。
通勤時間やアクセスのしやすさも、生活の質を大きく左右するため、
・最寄り駅までの距離
・通勤先までの所要時間と乗り換え回数
・電車の本数や混雑状況
なども事前にシミュレーションしておきましょう。
暮らしやすさは「トータルのバランス」が大事
住みやすさは、治安だけで決まるものではありません。
大切なのは、「安全・快適・便利」のバランスが取れているかどうかです。
チェックしておきたいバランスポイント
・治安(安心して暮らせるか)
・アクセス(通勤や通学が無理なくできるか)
・生活環境(買い物・病院・飲食店の充実度)
・コスト(家賃・光熱費・移動コストなど)
どれか一つに偏るのではなく、「自分の生活スタイルにとって何が大切か」を整理したうえで、トータルで満足できるエリア・物件を選ぶことが後悔しないコツです。
まとめ|安心できる住まいは“街選び”から

安心して暮らせる物件を探すうえで、最も大切なのは「どの街で暮らすか」という視点です。
間取りや設備も大事ですが、日々の安心感は環境によって大きく左右されます。
✔ 夜道が安心
✔ 子どもを安心して育てられる
✔ 近隣トラブルが少ない
こうした条件を満たすには、治安の良さをベースに、自分たちのライフスタイルに合った街を選ぶことがスタートラインになります。
治安に加えて、通勤や通学、買い物の便利さ、周辺施設の充実度なども含めて「総合的に安心できる街かどうか」を見極めることが、満足度の高い住まい選びにつながります。
自分や家族が毎日を心地よく、そして安全に暮らせるエリアを見つけて、長く快適な生活を送りましょう。
コメント