多くの人が物件選びの際に真っ先にチェックするポイントのひとつが 「駅からの距離」 です。
「駅徒歩10分以内が理想」と思い込んでいる方も多いですが、実は 駅徒歩15分程度の物件でも十分に満足できるケースが多い のをご存知でしょうか?
駅から少しだけ歩くことで、家賃が安くなったり、周辺が静かで落ち着いた住環境が手に入ったりするメリットもあります。
さらに、徒歩圏内にスーパーや公園など生活利便施設が揃っている場合も多く、必ずしも「駅近=正解」とは限りません。
本記事では、駅徒歩15分の物件がなぜコスパも満足度も高いのか、その理由をわかりやすく解説します。
少し歩くことで得られる意外なメリットを知れば、理想の住まい探しの選択肢が広がるはずです。
駅徒歩15分の物件が満足度高い理由
①家賃が安くなる

駅近物件に比べて、駅徒歩15分程度の物件は 家賃が1~2万円ほど安くなるケースも多い です。
同じ家賃なら、駅徒歩15分の物件の方が広い間取りや築浅の物件を選べる可能性が高い のも魅力。
例えば、駅徒歩5分以内だと1Kしか選べない予算でも、徒歩15分なら1DKや1LDKが選べることもあります。
②周囲が静かで落ち着いた環境

駅近物件は、便利な反面 人通りや交通量が多く、夜でも騒がしい ことがあります。
一方、徒歩15分のエリアは駅前の繁華街やメイン通りから少し離れるため、
- 車の通りが少ない住宅街
- 騒音が気にならない静かなエリア
になりやすい傾向があります。特に 夜間や休日に落ち着いて過ごしたい人には理想的な環境 です。
③住環境が整っている

徒歩15分という距離感は、駅前の喧騒を避けつつも、徒歩圏内に便利な施設が揃うバランスの良い立地。
- 公園や緑道がある
- 地域密着型のスーパーや飲食店が多い
- 駅前にはない静かなカフェや小さなお店が見つかる
といった魅力があり、生活の質が高まりやすいエリアが多いのも特徴です。
つまり、駅近すぎない“ほどよい距離”が、家賃・環境・利便性のバランスを最適化してくれる のです。
駅徒歩15分の物件選びのメリット
①賃料のコストパフォーマンスが高い

駅徒歩10分以内の物件に比べると、徒歩15分程度の物件は1万円前後安くなるケースが多い です。
同じ予算なら、
- 部屋の広さがワンランク上
- 築年数が新しい物件が選べる
- 設備が充実した物件を選べる
といったメリットがあります。
「家賃は抑えたいけど、狭い部屋や古い物件はイヤ…」 という人にとって、駅徒歩15分はちょうどいい選択肢です。
②自然や空気の良さを感じられる

駅周辺はどうしても 交通量・人通りが多く、騒音や空気の汚れが気になりやすい ですが、徒歩15分くらい離れると、
- 住宅街や落ち着いたエリアが多い
- 小さな公園や緑道が近くにある
- 駅前の喧騒を避けつつ、徒歩圏内で便利さもキープ
といった静かで暮らしやすい環境が確保しやすくなります。
③混雑を避けられる

駅近の物件は便利な反面、朝晩のラッシュ時間帯に周辺道路が混雑しがち です。
徒歩15分程度なら駅前の混雑エリアを避けられるため、
- 通勤・通学前後のストレスが少ない
- 夜間の人通りも少なく、落ち着いた生活ができる
といったメリットがあります。
「駅から少し離れるだけで、暮らしの質や家賃のコスパが大きく変わる」 のが徒歩15分物件の魅力です。
物件選びの際に重視したいポイント

①交通の利便性
駅徒歩15分でも、バスや自転車の利用がしやすいかどうかで生活の便利さが大きく変わります。
- バス停が近く、主要駅へ直通便がある
- 自転車で駅まで5分程度なら、実質的に徒歩圏と変わらない便利さ
- 幹線道路や主要ルートが近く、車移動がしやすい
など、徒歩だけでなく複数の移動手段が確保できるかもチェックしましょう。
②周辺施設の充実度
駅から少し離れたエリアでも、生活必需品が揃う施設が近いと満足度は高い です。
- スーパーやコンビニ、ドラッグストアが徒歩圏内にあるか
- 病院やクリニック、薬局など医療施設のアクセス
- カフェや飲食店、公園、図書館など、日常のちょっとしたリフレッシュができる施設
駅徒歩15分でも、日常生活が完結する“街力”があるかどうかが重要です。
③夜間の安全性
静かな住宅街が多い徒歩15分圏内でも、夜道の安全性は必ず確認 しましょう。
- 街灯の数や明るさ
- 人通りの有無(女性の一人暮らしは特に重要)
- 防犯カメラや交番の有無
- 実際に夜歩いてみて、暗い道や死角がないかをチェック
安全な街かどうかを見極めるには、昼と夜、両方の雰囲気を確認するのがおすすめです。
駅徒歩15分の物件でも快適に暮らすためのコツ

①自転車を活用する
徒歩15分は、自転車なら5分程度の距離感です。駅近に駐輪場があれば、移動時間を大幅に短縮できます。
- 電動アシスト付き自転車なら、荷物が多い日や雨の日でも楽に移動可能
- 駅前の月極駐輪場の料金もチェック(エリアによっては500円〜2,000円程度)
- 日常の買い物や病院へのアクセスも楽になるので、徒歩圏+自転車圏を生活圏として考えると便利です。
②時間に余裕を持ったライフスタイル
徒歩15分を“運動”と捉えると、健康面のメリットもあります。
- 朝の通勤・通学をウォーキング時間と考えれば、運動不足解消にも◎
- 帰宅時に少し歩くことで、気持ちを切り替えリフレッシュできる
- 5分早く家を出るだけで、徒歩15分は意外と気にならなくなる
③駅だけに頼らない生活動線をつくる
駅から少し離れた物件は、周辺施設が充実している場合が多いため、駅に行かなくても生活が完結できることがあります。
- スーパーやコンビニ、病院が近いなら、駅まで行く頻度自体が減る
- ネットスーパーや宅配サービスを活用すると、買い物のための移動も不要に
- オンラインで完結するサービスを上手に活用することで、駅距離のデメリットはかなり軽減できます
まとめ|駅徒歩15分でも十分に魅力的な物件の選び方
駅徒歩15分という距離は、最初は少し遠いと感じるかもしれません。
しかし、その分 家賃が抑えられる・静かで落ち着いた住環境が手に入る・周辺に自然や公園が多い といった大きなメリットがあります。
重要なのは、周辺施設や交通手段の利便性、夜間の安全性、自転車やバスの活用のしやすさ など、生活全体をトータルで考えることです。
徒歩15分の物件でも、ライフスタイルに合った環境や設備が整っていれば、駅近物件以上に快適でコスパの良い暮らしが実現できます。
「駅近=便利」という固定観念にとらわれず、少し視野を広げて物件を探すことで、意外な掘り出し物に出会えるかもしれませんよ!
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